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向井古墳

基本番号1001490

基礎データ

基本番号

1001490

番号

1001490

名称

向井古墳

文化財
分類1

有形文化財

文化財
分類2

史跡

地域資源
分類1

遺跡・中世城館

地域資源
分類2

古墳

指定・登録

市指定

指定
年月日

2014/11/26

地区分類

樋口

所在地

東温市樋口

所有者

管理者

写真

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  • 写真番号整備後の向井古墳

    写真番号 整備後の向井古墳

  • 写真番号発掘調査前の状況

    写真番号 発掘調査前の状況

  • 写真番号発掘調査中の向井古墳

    写真番号 発掘調査中の向井古墳

  • 写真番号石室内から出土した遺物

    写真番号 石室内から出土した遺物

位置図

愛媛県東温市東温市樋口

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概要

 向井古墳は、重信川の右岸、高縄山塊から続く舌状部に分布する北吉井樋口遺跡内に立地している。周囲には10余基の古墳が存在しており、群集墳が形成されていた。西には志津川三島神社古墳、志津川古墳群、重信川を挟んだ東側には川上古墳群が分布している。
 平成19年度に東温市教育委員会が発掘調査を実施し、南北軸に沿って構築された南に開口する両袖式の横穴石室を持つ古墳であることが確認された。出土遺物などから古墳時代後期(6世紀第3四半世紀)に築造された古墳と考えられている。
 調査の結果、石室の上判部は失われていたが、墳丘や石室内部の保存状態は良く、埋葬時の状況が残されていることが確認された。
 玄室奥部分の床面はバラス敷で、須恵器蓋、鉄斧、鉄刀など初葬時の遺物が出土し、羨道部では右壁面に沿う形で完形の須恵器がまとまって出土している。
 特に羨道部中央に置かれた2点の平瓶は口縁部が人為的に欠かれていることから、埋葬に関する儀式によるものではないかと考えられている。
 また、須恵器に時期差が見られることから追葬が行われたと考えられる。

引用資料等

東温市の文化財(追補3ページ)