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オキチモズク発生地

基本番号1000122

基礎データ

基本番号

1000122

番号

02-290-001

名称

オキチモズク発生地

文化財
分類1

記念物

文化財
分類2

天然記念物

地域資源
分類1

自然景観

地域資源
分類2

動植物

指定・登録

国指定

指定
年月日

1944/06/26

地区分類

吉久

所在地

吉久

所有者

管理者

東温市

写真

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  • 写真番号3-1

    写真番号 3-1
    撮影日 2010/11/19

  • 写真番号3-2

    写真番号 3-2
    撮影日 2010/11/05

  • 写真番号3-3

    写真番号 3-3
    撮影日 2010/11/05

位置図

愛媛県東温市吉久

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概要

オキチモズクは、吉久のお吉泉から流れ出る小川に自生する淡水産ベニモズク科に属する紅藻の一珍種である。紫紅色で柔軟な円柱状の体は数多く分岐し、長さは5~30cm、長いものは40cmにもなる。毎年晩秋の頃発芽して、翌3月ころ胞子を生じて消失する。オキチモズクは泉の下流約400mにわたって流水中の小石に着生していたが、現在では絶滅に近い状態となっている。その理由ははっきりしないが、湧水の減少等環境の諸条件の変化と関係があるかも知れない。再発生を期待して日覆いを置くなど、地道な努力が続けられている。吉久の地にお吉伝説が伝わる。むかし、この池に大西弥衛門という人があった。弥衛門の妻お吉は気立のよい働きものであったが、弥衛門の継母である姑との折合いが悪く、遂にこの泉に身を投げた。その時お吉は身重であったという。それからこの泉をお吉泉と呼ぶようになった。オキチモヅクの発見者、八木繁一は、お吉の名をとって、この泉の流れに繁殖していた淡水産紅藻類の学名ネマリオノプシス・トルツオサを「オキチモズク」と名づけた。

引用資料等

東温市の文化財(6ページ)