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木樋

基本番号1000158

基礎データ

基本番号

1000158

番号

03-060-004

名称

木樋

文化財
分類1

有形文化財

文化財
分類2

歴史資料

地域資源
分類1

人文景観

地域資源
分類2

出土遺物

指定・登録

市指定

指定
年月日

1997/04/01

地区分類

見奈良

所在地

見奈良509-3

所有者

東温市

管理者

写真

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  • 写真番号34-1

    写真番号 34-1
    撮影日 2011/01/26

  • 写真番号34-2

    写真番号 34-2
    撮影日 2011/01/26

  • 写真番号34-3

    写真番号 34-3
    撮影日 2011/01/26

位置図

愛媛県東温市見奈良509-3

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概要

この樋は、昭和61年(1986)、市内上村の源兵衛谷池近代修復工事中に堤の最下部から発見された。上村地区の水田灌漑は、ほとんど溜池の利用であり、現在も8池あり、源兵衛谷池はその最大のものである。木桶は堤防上部から11m下の水門口に近い位置にあり、蓋の上にもう一枚の板があり、白い丸石が2個置かれ、同様な木桶が20本、真っすぐに継がれていた。池水を通すために赤松の大木を掘りえぐった技術も高度なものである。蓋の刻文は、「文政十(1827年)丁亥惣樋替  才許方  見奈良庄屋丈太郎  郷筒林衛門与頭万吉・円次  大工  新蔵・林介」とある。木樋の寸法は奥行36.0cm、高さ32.3cm、横幅(樋の長さ)437.9cmである。いつ、だれが何のためにとの資料を身につけて出たこの木樋は、上村地区の溜池の築造年代や見奈良村の庄屋が、なぜ隣村の工事にかかわったのかなど、今後に持つ課題も投げかけている。

引用資料等

東温市の文化財(37ページ)